One~一人一人のLIFE~
ほらイジメを
受けてる子の事を
見てるだけ
文也君もあたしと
同じ考え
あたしはある事を
思って文也君に
近付いた
「ねぇ文也君」
文也君は
ビックリしたような顔をして振り向いた
「はい?
なんですか?」
「やっぱ文也も
イジメとかって
めんどくさいと思う?」
「イジメ?
最悪だと思うよ?」
最……悪?
「どうして最悪なの?」
「だってそうでしょ?
イジメをして何が
楽しいの?
僕はイジメた事もあるしイジメられた事もある」