俺に堕ちろ!
まさか桐谷さんがホラー好きなんてな

俺は映画が終わるまでの二時間ほぼ、放心状態だった(涙)。


「う~ん。思ったより怖くなかったな!でも楽しかった。」

『そうだね!』


俺はひきつりながらも頑張って笑顔を作った。


「クスッ」


桐谷さんは口に手を当てて笑った。


『え?なに?』


「高岡君無理してるでしょ?」


ギクッ


『何で?そんなこと無いよ!』


かなりテンパってます

「うそ!だってずっと私の服掴んでたよ」

『まじ!うわっ。格好わりーな俺。』


まじへこむ~


「そんなこと!何か、可愛いかった。」


そう言って桐谷さんはまた笑った。

何か、恥ずかしいけどちょっと嬉しいぞ!


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