私のスイートダーリン。

「マジ、どんくせぇ…」

呟いた瞬間、目が合ってしまった。

……まずいな。

ってか、超落ち込んでるし。

「どん…?」

聞き返すなよ。ってか聞こえてなかったのか。…良かった。

さて、どうやってここを切り抜けようか。

「あ。丁度いいタイミングじゃね!?おしるこ飲みたい気分だったんだけど、俺も間違えて隣のミルクティー押しちゃったつーか。良かったら交換すっか?」

何て、嘘も甚だしいか。

「…本当に?」

ぱぁぁと顔が明るくなる。

え、信じた系?


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