恋する少年 2nd
「あっあの!」
廊下を歩いていると、知らない女子が
話しかけてきた。
「なにかな?」
「えっと・・・・・・
コレ!読んでください!じゃあ!!」
「えっ?ちょっと!」
小さな手紙を俺に渡すと、
その子はどこかへ行ってしまった。
「なんだぁ・・・・・・?」
何で俺にこんなの渡すんだよ。
つーか、このちっこいの何?
わけもわからず手紙を眺めていると、
横にいた千秋が口を開いた。
「・・・・・・どーするの?それ。」
「どーするって・・・・・・
なにを・・・・?」
なに言ってんだこいつ。
「なにをって・・・・・・
どこからどう見たってそれ
ラブレターじゃん!!」