恋する少年 2nd
「おばさんに頼まれてんの!
『勇作の奴、いつまでたっても
1人で起きれないから千秋ちゃんお願いね~』
って!ありがたく思いなさいよね~」
オカンの真似してる千秋は、
クローゼットから俺の制服を引っ張り出している。
ババァ・・・・・・・
なに余計な事言ってんだ!
だいぶ前から・・・・・・中学か?
そんなもんぐらいから千秋は朝、
俺の部屋に来て、俺を起こすようになった。
2年も、3年も続けてる千秋にしてみれば
普通かもしれないけど俺は違う。
もう高校生だし
その・・・・・・まあ、男の事情だ。
朝から好きな女が部屋に来るんだぞ?
無理だろ・・・・・・・・