高木彩花、16歳。



今、あたしには好きな人がいます。



ずっと前から好きな人。



初恋ではないけれど、今まで以上にないくらい彼が好きです。




彼の声、表情、仕草。




彼の何を見ても胸がキュンとします。



ほら、今だって車を降りてドアを閉める仕草。



ほんとにかっこいいんだから・・・



「高杉せんせーい!」



手を振りながら、先生の元へと走る。



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