『夢のつづき…』


敬子は首から下げていたパスをポケットにしまうと…

『可奈に紹介したいんだけど…アイツ…どこかな…』

『アイツ…?』

敬子…誰を探してるんだろう…


敬子が手を振るその先から二人の男性が近づいてきた…

両手に料理をたくさん乗せたお皿を持って、笑顔で近づくこの人は…?


『可奈…この人、一応私の彼氏…』

持っていたお皿を敬子に渡した男性は少し不満そうな顔をして

『オマエな…一応って何だよ…』


明るくて、人なつこい笑顔の男性は…

敬子の彼の…向井さん…

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