『夢のつづき…』


店に入ると…


奥のテーブルに、向井さんと沢村さんが二人で飲んでいた…

私は見られたくない現場を見られた気がした


二人に気付かないふりをして、彼とカウンターに座った


一緒にいる彼が何を話したのか、数分後には忘れる程、どうでもよかった…

ただ、次々とカクテルを頼んでは…飲み干した…


徐々に酔っ払ってゆく私を見て…

彼はいやらしい微笑みを浮かべていた…


今、私がしていることは女として一番嫌いなタイプ…

それが今の私だ…

最低だ……


< 143 / 691 >

この作品をシェア

pagetop