『夢のつづき…』


もうすぐマンションだ…

そう思った時…

霧煙の中から誰かが走ってきた…


誰……

私は恐怖で後ずさった…


『何、やってんだ!!』

腕を掴まれた…

もうダメだ…力が出ない…

私はその場に座り込んでしまった…


『オイ…しっかりしろ…』

その声に見上げると…

沢村さん…だった…


この雨の中…

どうして、沢村さんがいるの…

こんなに濡れて…


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