『夢のつづき…』
私のふくれた顔を見ながら、春樹は微笑む…
『さてと…先に洗い物するかな…後でお茶入れるからね…』
『……』
返事をしてくれないのは慣れてきた
でも、洗い物をしながら…ふと振り向くと…
春樹は寝転がった体勢で肘をつき、穏やかな表情で私を見てたり…
そうかと思えば、突然後ろから抱き締めてきたり…
『ちょっと…春樹…今、お茶…』
『お茶は後で…』
窓から見える月を私に見せて微笑んだ…
『春樹…』
『……』
『春樹ってば…』