『夢のつづき…』


少しずつ、私の場所が無くなってゆく…

少しずつ、隆との時間が無くなってゆく…

どうして私は、こんなに弱気なんだろう…



隆が“泊まっていけば…”と言ったけど、私は家まで送ってもらうことにした。

帰ってゆく隆の姿を目で追ってしまう…

思った通り…

隆は携帯でどこかへ掛けながら消えていった…


こんな時間に誰に電話してるんだろう…

これから、誰かと会うのだろうか…

隆の行動を疑ってしまう…

そんな、女になりたくない…

だから、何も聞かなかったし…考えないようにしてたのに…


< 21 / 691 >

この作品をシェア

pagetop