『夢のつづき…』
平日は隆からの連絡は無くなった…
週末になると、隆は私の部屋にやって来る。
理由はわかっている…
もう…隆の部屋には、私の居場所はないからなんだ…
『可奈…やっぱり、夏休み一緒に居れないと思う…』
『そっ…そっか…』
もう…理由さえ言ってくれないんだ…
理由を聞いたら、言い訳するの…?
ウソ…をつくの…?
ホント…のこと言うの…?
でも…私は聞けない。
今、隆を問いただせば、きっと私の口は勝手に喋りだしてしまう…
ひとつ、またひとつ…
どうして…?
どうしてなの…?…と