『夢のつづき…』
『あの…今度の曲もいいですね…』
『そう言ってもらえると嬉しいよ…』
ほどよく筋肉のついた男らしい腕と濡れた髪がやけに色気を漂わす…
思わず彼に見惚れそうになり、ごまかすために意味もなく私は笑った…
『やっぱり笑ってる方がいいよ…』
やっぱり…って…
『えっ…』
『また会えると思わなかったよ…』
ウ…ウソ…
『憶えていたんですか…?』
『憶えてるよ…』
早川涼が私を憶えてた…
嬉しいやら、恥ずかしいやらで、私は再び固まった…