『夢のつづき…』
次の日も、その次の日も春樹は来なかった…
家にも居ないし、電話も出ない…
夏休みだというのに、何もやることがない…
香織は去年行ってとても楽しかったらしく、今年も彼の柏木さんと軽井沢へ行ってしまった…
敬子から会おうと電話がきて、気が乗らなかったけど、家に来ると言うので料理を作って待っていた…
敬子がワインを手みやげにやってきた…
早く話がしたい敬子をじらすように私は料理を並べていた…
『可奈…早く座ってよ…ワイン開けたから…』
『うん…』