『夢のつづき…』


次の日も、その次の日も春樹は来なかった…


家にも居ないし、電話も出ない…



夏休みだというのに、何もやることがない…


香織は去年行ってとても楽しかったらしく、今年も彼の柏木さんと軽井沢へ行ってしまった…


敬子から会おうと電話がきて、気が乗らなかったけど、家に来ると言うので料理を作って待っていた…


敬子がワインを手みやげにやってきた…


早く話がしたい敬子をじらすように私は料理を並べていた…


『可奈…早く座ってよ…ワイン開けたから…』


『うん…』


< 261 / 691 >

この作品をシェア

pagetop