『夢のつづき…』


ある日の休日


春樹が車で迎えに来た…

今度こそドライブだ…


どこに連れて行ってくれるんだろう…


黙って運転する春樹の横顔を見つめていたけど、しばらく走った所で聞いてみた…


『どこに行くの…』


『もうすぐだ…』


『教えてよー、ケチ…』


『ドライブだろ…行き場所はどこでもいいだろ…』


何となくわかる…

春樹の向っている場所が…

きっと春樹らしい所なんだろうな…


開けた窓から風が入ってくる…

空気の匂いが変わった頃、私はうとうとしてしまった…


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