『夢のつづき…』
敬子が小声で言った
『私も…』
二人でクスリと笑った…
『可奈、いつもそんな感じだった?前とイメージ違うね…』
『部署変わってから格好はこんな感じだよ…』
コースで出てくるフランス料理を堪能しながら会話を弾ませた…
今まで話さなかった、仕事の話や学生時代の話…
偶然出会った敬子とこんなに仲良くなるなんて思ってなかった…
あの頃の私は隆と別れて、淋しくて遊んでばかりいた…
そんな時、バーで声をかけてきたのが敬子だった…
どうして一人で飲んでいるのか…