『夢のつづき…』


早川涼から電話があったこと、なんか…話しずらくなっちゃったな…


敬子は何か考えているように、時々、ため息をつき、タバコを吸っている…


『敬子、なんか疲れてるみたい…』


敬子がカクテルを一気に飲み干した


『敬子…』


『なんかね…仕事も忙しいし、いろいろあって…最近、イライラしちゃって…』


敬子が私に当たらないように落ち着こうとしているのがわかった…

これ以上、何かを言ったり聞いたり出来なかった


店を出て、別れ際に、忙しくなるから当分会えない…と敬子が言った…


理由はそれだけだろうか…

結局、敬子と会ったのに気になっていたことは解消されなかった


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