『夢のつづき…』


東京で初雪が降った話をすると、こっちはそんなもんじゃなかったと寒さ比べをした


地元で酒屋を継いだ同級生と朝まで飲んで、おみやげの地酒を貰った話…


近所の犬が自分のことを覚えていて、じゃれてきて可愛かった話…


一面、銀世界の中で見た星空を私に見せたいと思った話…


あまり自分のことを話さない春樹が、こんなに楽しそうに私に話してくれる…


そんな春樹を見ていると私はとても嬉しくなった


食事も終えて、二人ソファーでくつろいでいると…


『可奈、こっちにおいで…』


春樹が私を引き寄せた…


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