『夢のつづき…』
そして…
聞こえたのは、耳を疑う隆の言葉だった。
「仕方ないだろ、前から決まってたんだ…それで、最後だ…」
…予感が…
…確信… になった
“それが最後…”
“ハワイが最後…”
隆と彼女は私との終わりを待っている…
新しい恋のために…
片方の気持ちが消えたら、恋は成立しない…
私だけが好きでいても成立しない…
他の人に走りだした想いは止められない気がした…
たくさん、彼のことを知っていても…思い出があったとしても…
これからたくさんのことをお互いに知り合って、近づいてゆく2人…
比例するように離れてゆく2人…
最後なら…
少し、覚悟を決めた。