『夢のつづき…』
遠くから…除夜の鐘の音が聞こえてきた
『あ…春樹、聞こえる?鐘の音…』
『ああ…年が明けたんだな…可奈、明けましておめでとう…』
『明けましておめでとう…春樹…』
私は春樹にキスをした…
春樹は優しく笑うと抱きしめてくれた…
『除夜の鐘、どこから聞こえてくるんだろうな…』
『きっと近くにあるんだよ…初詣、行こうね…』
『そうだな…でも、今は…』
でも今は…
こうして二人で…
今年、最初の雪は静かに降り続いた…