『夢のつづき…』
第四章
恋人の過去
元旦まで降り続いていた雪もやんで、快晴の日差しが雪に反射してまぶしい日だった
私は一日だけ実家に帰り、充実した生活を過ごしていることを家族に報告した
今日は春樹と初詣に行く約束をしている…
『春樹、おまたせ…』
『アレ…着物がよかったな…』
『え…着物?』
着物か…でも春樹が私のあげたセーターを着ていたので私は嬉しくて…
『じゃ、今年の夏は浴衣を着るね…』
『ホントか?楽しみだな…』
春樹が遠くを見ながらニヤケてみせた
『春樹、何ニヤケてるの?』