『夢のつづき…』
『ん?一度はやってみたいと思って…帯をしゅるしゅる…と』
『はぁ?』
私は春樹を軽くたたくと呆れ顔をしてみせた
神社につくと、さほど大きくない所なのに人は多い…
はぐれないように、春樹のコートの裾を掴んでいると、春樹は私の腰に手を回し優しく引き寄せた…
『春樹は何をお願いするの?』
『秘密…言ったら叶わないから…』
『じゃあ、私も秘密…』
『可奈のお願いはわかるよ…』
『え?』
『痩せますよーに…』
春樹はクスクス笑いながら私の頬を触った
『もー、春樹のバカ…違うもん…』