『夢のつづき…』
帰り道…自然と手をつなぐ二人…
今年も春樹と一緒に幸せに過ごせますように…
心の中で言うと、春樹を見つめた…
春樹も私を見つめて…そして優しく微笑む…
幸せ…繁殖してます
『可奈の顔見てたら、腹減ってきた…』
『何よ、ソレ…』
クスクス笑う春樹の笑顔は今年も健在だ…
『これからどうする?ご飯でも食べに行く?』
春樹のマンションの前に来た時、春樹が立ち止まった…
『どうしたの?』
春樹の視線の先には、一人の女性がこちらに向かって手を振っている
着物姿のその女性はいつか見た写真の彼女によく似ていた