『夢のつづき…』
『オイ、ちょっと待てよ…何しに来たんだよ…』
春樹も驚いている様子だけど、私はどうしたらいいの…
『話はゆっくりするから…こんな所にいたら寒いじゃない、中に入ろ…』
春樹を引っ張ってゆく彼女に私は何も言えなかった…
『可奈…ごめんな…後で行くからな…』
春樹の言葉に私はうなずいて、マンションに入ってゆく二人の姿を見送った…
ふと、振り返り私を見た彼女の顔は、女の顔をしていた…
うっすら笑っているような…
なんだか怖さを感じた…