『夢のつづき…』
一気に気持ちが沈んでしまった…
春樹が家に来て、ちゃんと話してくれることを願って料理を作った
夕方になっても春樹は来ない…
なんで…春樹…
何してるの…
まだ彼女といるの…
不安な気持ちのまま時間だけが過ぎてゆく…
部屋の電話が鳴った
春樹からの電話だと思った…
急いで受話器を取る…
「明けましておめでとう、可奈…」
その声は香織だった
「香織…明けましておめでとう…」
「可奈、家にいたのね…今大丈夫?」
「あ…うん…」