『夢のつづき…』


『オレは…今でも可奈が好きです…もちろん、あなたと付き合ってることは知ってます』


『それで?』


『ずいぶん自信があるんですね…』


『もう、いいですか…失礼します』


隆の言葉に顔色ひとつ変えずに春樹は隆に背を向けた…


マンションの中に入ってゆく春樹に隆は後ろから言った


『ひとつ、約束してくれませんか…もし、あなたの留守中に可奈の気持ちが変わっても、彼女を責めたりしないと…』


『……』


春樹は隆の言葉に反応することなくマンションの中に入っていった…


隆は大きなため息をひとつした後、帰って行った


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