『夢のつづき…』
敬子と向井さんが、夜に家に来ると連絡があった
私は二人が良い知らせを持ってくることを願って待った…
どんな顔で私は二人を迎えたんだろう…
私を見た瞬間、敬子の顔が歪んだ
『可奈…こんなになっちゃって…私がそばに居てあげればよかった…』
向井さんにいつもの陽気な姿はどこにもなかった…
『話があるんだ…』
向井さんは私をまっすぐ見つめた
『春樹は…』
向井さんは拳を震わせていた…
『助けられたガイドは沢村と一緒だった…重体だった彼も、話が出来る程に回復して…わかったんだ…』