『夢のつづき…』
もう一度、写真を見つめる…
『約束したの…星を見よう…って…』
『うん…』
『あそこに飾ってある写真の場所…』
『どこなの?』
『春樹の生まれた場所…』
『そうなんだ…』
『春樹と電話で話した時、予定は遅れてるけど、撮りたい場所に行けてないって…だから一日延ばして山に…
次に行く所では、毎日でも連絡できるからって…』
敬子は頷きながら聞いている
『春樹…私に言ってくれたの…淋しい思いさせてごめんなって…
仕事が終わって、日本に帰って来たら、ずっと…ずっと一緒にいよう…って…
だから、待っててくれって…』