『夢のつづき…』
「わかった…もうひとつ、いいかな…」
「はい」
「これはオレからのお願いなんだけど…こうやって話している時はさ、ただのオレとして接してほしいんだ…」
「ただのオレ…」
「うん、芸能人の早川涼じゃなくて…」
涼の言っている意味は分かる…
今はきっと、ただのオレになっているんだろう…
きっと前回、朝まで長話しした時も…
「はい…」
「可奈ちゃんは笑ってる方がいいんだから…でも、無理しないで、オレでよかったら電話してよ…おもしろい事、言えるかわからないけど…」
「ありがとう…ございます…」