『夢のつづき…』


涼のことを呼んでる人がいる…


同行のスタッフらしき人たちが楽しそうに声を弾ませてこっちに向って手を振っていた


それに気付いた涼が立ち上がった

私は正直、少しほっとした


『可奈ちゃん、いつ帰るの?ここのホテルに泊まっているんだよね…』


私はうなずきながら明日帰ると言った


少し考えた顔をして、手でOKマークを作ると涼は行ってしまった


明日…帰るんだもの…

ひとりで何日もハワイにいたって…

こうしているのが予想つくし…


あぁ…私はいつまでここに座っているんだ…

また、ため息がこぼれる…


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