『夢のつづき…』
帰りの車の中…
二人に会話はなかった…
ホテルの駐車場について、涼はエンジンを切るとタバコに火をつけた…
『あの…今日は本当にありがとう…』
『いや…』
タバコ吸うの待ってた方がいいのかな…
それともここで降りた方が…
『それじゃ…私は…』
ドアに手をかけた時、涼が私の名前を言った…
私はそのまま動けなくなった…
『今日は一緒にいてくれないか…』
涼はその言葉を言ったことに後悔しているようにも見えた…
だから私は何も言えずに黙り込んでしまった…