『夢のつづき…』
その言葉で私が困ることも涼はわかっている…
そして私も涼が心からその言葉を言えないこともわかっている…
『私…』
どうしょう…
私、泣きそうだ…
涙がこぼれた…
この涙で涼を苦しめている…
『可奈…』
私は涙を拭いて笑ってみせた…
部屋に入ると胸が苦しくなった…
彼女もいたんだ…きっと、昨日までは一緒にいたんだ…
同じ空気を感じていたら、今彼は罪悪感に襲われているだろう…
すでに後悔しているかもしれない…