『夢のつづき…』
私は洗面台に行くと、鏡に映る自分の顔を覗き込んだ…
バシャバシャと水で顔を洗いたい気分だった
もう一人の自分に問い掛ける…
これでいいの…?
涼のそばにいたい…
それだけで進んでいいことじゃない…
でも私が決めてしまったこと…
あの時、私が帰ると言えば涼は私を止めなかったはず…
心が決まらないまま、部屋に戻った…
『何か飲むか…』
涼はいくつかの飲み物を差し出した…
私はミネラルウォーターを貰って窓際にもたれた…
それを一口飲んで、窓に映る涼の姿を目で追った…