『夢のつづき…』
激しい水の音がした後、顔を拭きながら涼が洗面所から出てきた


涼も鏡に映る自分に問いていたんだろうか…

これでいいのか…と


涼はどんな答えを出したの…


涼が近づいてくる…


後ろから私を抱きしめると窓に映る私を見つめた…


『無理してる?』


涼はガラス越しにささやいた…


私は首を横に振った…


この時の気持ちは誰もわかってくれなくてもいいと思った…


これまでの積み重なったものを何かに頼って流してしまいたい…

今だけでいいから…

後で苦しくなることも覚悟の上で…


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