『夢のつづき…』
涼のいちばん近くにいられたら…
彼女のような存在だったら…
どんな話でも聞いてあげて、私の考えも聞いてもらって…
そして誰よりもあなたの味方だよって抱きしめてあげられるのに…
涼が助けてくれたように、彼の力になりたかった…
涼が嬉しい時や悲しい時に傍にいられないのが悲しかった…
もう、涼から電話はかかってこない…
そう思っていたある日…
「ごめん、可奈…今までの事謝りたくて…」
涼が私の知らない話をしたり、弱音や愚痴のような事を言ったりした時、確かに話を聞いてくれる人が必要だったけど、誰でもよかった訳では決してないと…その時に大丈夫だよ…と言った私に救われたと…でもそれが私の負担になっていたなら申し訳ないと言った