『夢のつづき…』
小さい頃に家族と来て以来だ…
夜の東京タワーははじめて…
『オレ、はじめて来たんだ…可奈とここからの夜景見たいと思って…』
そういえば…人がいない…
二人きりだ…
私が周りを見渡していると…
『誰もいないよ…貸し切ったんだ…ゆっくり話そうと思って…』
『えっ?貸し切ったんですか…東京タワーを?』
単純におどろいてしまった…
今見てるこの夜景は二人占め…
東京の夜景をこうして涼と見れるなんて思わなかった…
私は涼が話を切り出すのを待っていた…
でも、ずっとこうしていたいとも思っていた…