『夢のつづき…』


あの日…


満天の星空の下…私を抱きしめながら…彼はそっと何かを囁いた…


『あの時…可奈に愛してると言った気持ちに嘘はなかったんだ…』


 愛してる…


涙がこぼれ落ちた…


その言葉を聞けただけで私はもう十分だ…


『うん…』


ありがとう…涼…


涼を好きになったこと…

ほんの短い時間でも、二人の思い出が作れたこと…

よかったと思ってる…


未来を信じて、つらい恋を選ぶこともできた…

その先には幸せが待っているかもしれない…

涼と二人で運命の答えを探せたかもしれない…


< 611 / 691 >

この作品をシェア

pagetop