『夢のつづき…』
『そっか…そのマリコさんなら、何か知っているかもしれないのね…もし近所に住んでいるのなら大きなスーパーはあそこだけだから、また会えるかもしれないけど…』


『うん…何で彼女を見た時、すぐ声をかけなかったんだろう…』


『私がマリコさんの顔が分かればいいんだけどね…』


私は香織に春樹を想い続けてゆくことを話した


私はひとりで生きてゆくことを…


香織は、私が考えて決めたことなら、それがいいと言ってくれた…


やっぱり、涼のことは言えなかった…


マリコ…以前より派手さがなかった…

彼女も春樹が好きだったんだ…
悲しみや辛さは一緒…

しかも…お姉さんと春樹…好きな人を二人も失うなんて…

その悲しみはきっと大きいはず…


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