『夢のつづき…』


春樹が…


生きていた…


私は激しくなる鼓動を押さえるように胸に手をあてた…


『あの…大丈夫ですか?ご気分でも悪いのでは…』


『あ、いえ…大丈夫です…』


ここで待っていれば…

もうすぐ…

春樹が来る…

春樹に会える…


よかった…

春樹が無事で…

本当によかった…


でも…

どうして今まで何の連絡も…

マンションのことだって…

何か理由があるはず…


早く会いたい…

春樹に会いたい…


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