『夢のつづき…』
この写真…素敵だな…
その写真は‥崖の途中に咲いている小さな花に標準を合わせているが、空の青と森の緑がどこまでも広がっている見事な一枚だった…
『気に入っていただけましたか…』
その声に振り返る…
そこには笑顔で歩いてくる、春樹の姿…
夢じゃない…
そこにいるのは春樹…
『彼女に聞きました…何度も足を運んでくれたようですね…』
春樹は受付の女性を見ながらそう言った…
『春樹なのね…』
私はゆっくりと春樹に歩み寄る…
『あ…はい…』
『本当に春樹なのね…』
『はい、沢村ですけど…』