『夢のつづき…』
『あら、可奈さん…元気だった?』
マリコは笑顔で私に言った…
その態度に私は言葉が出なかった…
『マリコ、君の知り合いだったのか…』
『ええ…』
春樹の言葉にマリコは平然と答えた…
『ゆっくり見て行ってください…では失礼します…』
春樹は私にそう言って行ってしまった…
『春樹…待って…』
春樹を追い掛けようとした私をマリコが止めた
『もう、可奈さんには関係ないわ…』
『関係ない訳ない…私は春樹と話がしたいの…』
『無理よ…』
マリコは静かに呟いた…