『夢のつづき…』


『春樹…ちょっといいかしら…』


マリコが私たちのもとへ春樹を呼んだ…


『彼女があなたに挨拶したいって…』


『先程は失礼しました…可奈さんでしたよね…』


『はい、一ノ瀬可奈といいます…』


春樹を見つめていると…

思いが込み上げてくる…


春樹…


私たち…付き合っていたのよ…

愛し合っていたの…

あなたは私を可奈…って呼んでいたの…


いつか…あの日の二人に戻れるの…

また…可奈って呼んでくれる日が来るの…


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