『夢のつづき…』
春樹は私に気付いて、マリコに教えている…
マリコの険しい表情と反対に春樹は笑顔で近づいてきた…
『可奈さん、こんにちは…もしかして近くに住んでいるんですか?』
『あっ、いえ…友達の家が近くで…』
春樹の持つカートの中を見て、また胸が痛む…
春樹の好きな食材がたくさん…
彼女はどんな料理が得意なの…
二人で食べた料理の味も忘れちゃったの…
『沢村さんですよね…』
隆が私の後ろから声をかけた…
『あ、はい…』