『夢のつづき…』
香織の家に行く途中…
『可奈、こっちから帰ろう…』
川のサイドに作られた遊歩道のようなテラスを歩いた…
夏の太陽が水面を光らせている…
水上バスが通るたびに、白いラインが浮かび上がる…
『気持ちいいなあ…』
『そうだね…この前の花火大会で、香織たち…健一さんの会社の人たちと屋形船に乗ったんだって…』
『へぇー、この辺住みやすそうだな…ここならジョギングのコースにもなりそうだし…』
『隆…今でも走ってるの?』
『いや…でもここなら散歩もいいよな…』