『夢のつづき…』
『来週には出発だ…しばらく日本に帰ってこれない…さっき、その事も彼女に話したよ…』
『春樹はそれでいいの?もう…会えないかもしれないのよ…』
『今のオレは彼女に対してどうしていいか…』
『春樹…今からでも…可奈さんきっと…』
春樹は静かな口調で話し出した…
『もう、いいんだ…彼女、今日誕生日なんだ…約束があるって言ってた…彼女のことは彼が支えてゆくんだろう…』
『春樹…』
『さっきの彼女はもうオレと会わないつもりで、話していた気がする…』
『そう…私、先に帰ってるわね…』
『マリコ…ありがとうな…』
マリコは小さく頷くと帰って行った…