『夢のつづき…』


『バイバイ……』


私は笑顔で小さく手を振った…


本当にバイバイだよ…

隆はずっと私を見てる…

隆の視線が背中に感じる…


涙がこぼれた…

もう、振り向けない…



部屋に入った瞬間、張り詰めた糸が切れたように…

私は崩れるように座りこんだ…


しばらく動けずにいた私は、点滅する留守番テープに気付いた…

そっとボタンを押した…


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