『夢のつづき…』
『ほら…見て…コレ、素敵でしょ…』
私は腕に光るブレスレットを揺らしてみせた…
『ホント…キレイだね…ハワイで買ってきたんだ…』
『コレ…実は、最後に隆がくれたんだ…』
『何よ…それ…』
香織は目を潤ませていた…
『私は許せない…ちょっと虫が良すぎるよ…』
香織の目からポロポロと涙が落ちる…
自分の為に泣いている香織を見て、私も泣きそうになった…
それは、隆と別れた悲しみではなく…
香織と言う親友がいてくれた嬉しさだった…