あたしのDarling!!!
「アリサ!!!」
しょーちゃんと那南が教室で待っていた。
「なんもされなかった?」
「うん」
「笹原サンも?」
「うん」
「よかった…」
「…で、朝倉は?」
静かにしょーちゃんが言う。
「今保健室いると思う。なんか些細なことで言い合いになったんだって。で、やられたみたい」
「そうか」
「朝倉もバカだよねえ。相手にしなきゃいいのに」
「そうだな」
「なんか……」
あんまり、というか本当に言いたくなかったけど、あたしは言った。
「あたしのことが原因みたいなんだ」