あたしのDarling!!!




昨日。



あれは何だったんだろう。



「アリサ聞いてる?」


隣にはしょーちゃん。



那南とまあくんは二人で先行っちゃって、仕方なくしょーちゃんと…




「聞いてなかった」


「オイ」





ぎゃあぎゃあ言い合いながら、教室へ向かっていたとき。

朝倉君が一人で歩いてきた。


顔と腕のアザがまだ痛そう。



「山梨サンおはよっ」


「お、おはよ」



「……。」


朝倉君が通り過ぎたあと、しょーちゃんはあたしの耳元で言った。




「…あいつ。俺のこと睨んだよな、今」





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