あたしのDarling!!!
嘘。
皆みんなさあ、朝倉君を疑いすぎでしょ。
那南はあたしと一緒にあんなとこ見ちゃったから
怪しむのはフツー…だと思うけど、
しょーちゃんまで睨まれたなんて…
でもしょーちゃんが嘘をつくはずないし。
朝倉君が怪しいのかな。
あーダメだ。
そんなこと考えちゃいけない。
「山梨!」
一人教室のドアに突っ立っていたからか、担任の先生があたしを呼んだ。
「…はい?」
「山梨なあ、もう皆就職やら進学やら進路決めてるんだぞ。お前もそろそろ決めてくれないか」
「はあ…」
「よし。今週進路調査書クラスで出すからな」
「はい」
進路かぁ。
そっち先だな。